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ロシアが教えてくれた人生観・考え方

皆さんこんにちは、ロシアの都市、サンクトペテルブルクに留学中のナターシャです!

新学期が始まり約2ヶ月が経ちました。そして気がつけばもう4月。日本では桜が咲いている頃なのかな。

サンクトペテルブルクも、3月までの寒さとは打って変わり、4月になってから暖かくなりました。まだコートは手放せませんが、雪は完全に溶け、気温も10度を超える日もあります。ロシアもすっかり春です。

さて今回は、私がロシア人から学んだことを、自分の気持ちを整理する意味も込めて、綴っていきたいと思います。

1.古いものを大切にする

私の住んでいる寮のエレベーターはよく壊れます。街を歩いていても、古ぼけてちょっと汚れたマンションをよく見ます。

ロシアに初めて来た時は、「いや、エレベーター新しくしろよ」「古いマンションを取り壊して新しいのを作ればいいのに」と内心毒づいていました

ただ、ロシアに半年以上住んでいますが、確かにエレベーターは止まることはあるけど、別段命に関わることはないし、何とか生きていけています。道がガタガタだったりシャワーからお湯が出なかったりと、インフラの整ってないところもありますが、それでも満足のいく生活は出来ています

こうしたロシア生活から、「自分の価値観を押し付けない。古くても使えればいい。大事なのは古いものをどうやって使っていくかではないか」という考えに至りました。

文句を言うことは誰にでも出来るけど、与えられた環境の中で自分がどうするのか、何をするべきなのか、そういったことについて考えなさい、ということをロシアの古い建物が教えてくれたように思います。

2.人と人との繋がり

ロシアにコンビニはありません。コピーや印刷をする際には、「コピーセンター」というそれ専門のお店に行って行います。また、バスに乗る際は「コンダクター」といわれる人にお金を支払います。定期券を持っている人もコンダクターに見せます。

留学当初は、「いやコンダクターいらんやん。機械でピッてすればええやん」「スーパーにコピー機を設置したらええ話やん」と思っていました。それは日本で20年育った私にとっては当然の感情だと思います。

ただ、コピーをする際にコピーセンターの人に書類を手渡す時も、コンダクターに定期券を見せる時も、必ずそこには人がいます

コピー用の書類を手渡す時は「お願いします」、コピーが終わったら「ありがとうございました」そういうことを繰り返す中で、自分が1人で生きてはいないこと、自分が社会と繋がっていることを実感出来るのではないか、と思います。

日本と比べるとロシアはまだまだ不便だけど、不便さが残る中で感じた人と人との繋がりはとても暖かいものだな、としみじみ感じ入る黄昏時です。

3.ロシア語独特の表現

最後はちょっとベクトルが違いますが、ロシア語を勉強することによってロシア人の性格や生き方を鑑みることができたので、それについて書いてみたいと思います。

私が一番衝撃を受けたロシア語は「人生において何に時間を使うか。愛か、仕事か、友人か。否。人生に時間を使うのである」です。

とある詩の一節です。「人生に時間を使う」という発想は、あまり日本語にはないと思います。

私だったら例えば「仕事に時間を費やす」と言いますが、この詩を書かれたロシア人の発想は私の想像の斜め上を行っている。人生に対するロシア人の考えの壮大さに甚だ感嘆しました

他にも、現地の学校を訪れた際に、先生方に「この学校の生徒さんは、卒業したら何になるんですか?」(私のこの質問は何の仕事をするか、という意味)と訊いたところ、その先生は、「人間になるのだ」と答えられました。先程述べた「人生に時間を費やす」という発想に似ているところもあると思います。とにかく、スケールが大きいんです。

ロシア語のスケールが大きい理由として何があるんだろう、と考える機会が多々あるのですが、私は、それには、ロシアの国土の大きさと寒い気候が関係しているのだと思います。

極寒の冬を何百年と乗り越えてきたロシア人の魂が、言語にも現れているんじゃないか、と。細かいことは気にしない、大きい心で冬を忍び、春を待つ、というロシア人の根性をロシア語を通して感じた気がします。

また、ロシア語の文法は、ロシア人でも根を上げるほど難しいのですが、それも、ロシア語が「人生は甘くない」と語っているみたいです。ロシア語頑張るぞ💪

4.終わりに

知れば知るほどロシア語もロシアも深いです。でも1つの言語だけでこれだけ掘り下げることが出来るのだから、この世に存在する言語全てを掘り下げていったらまた違う世界を知ることが出来ると思います。

当たり前のことかもしれませんが、本当に、世界って広い。それを切に実感する今日この頃です。

私が死ぬまでにこの世に存在する智をどれだけ知ることが出来るのか、最近はそんな好奇心が生まれてきました。

本文とは全く関係がありませんが、この前サンクトペテルブルク郊外の街「プーシキン」に行ってきたので、その写真を載せようと思います。流石に写真0枚は寂しい😔😞

それでは皆様ダスビダーニャ!

今日のロシア語

Это жизнь . (エータ ジーズニ)

これも人生という意味です。この言葉を使うと、諦念の境地に達することが出来るかもしれないのでオススメしておきます。かくいう私はまだまだそんな境地には程遠いですが。とほほ。

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ライター ナターシャ
中の人は日本人です。現在ロシアのサンクト=ペテルブルクに留学中。普通の大学3年生。太陽の光を浴びたいが最近の口癖。よろしくお願いいたします。
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