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お寺の孤児院で1ヶ月ボランティア

1ヶ月の中長期ボランティアに参加しました!

NICEではさまざまなワークキャンプやボランティアが紹介されていますが、わたしはその中からベトナムホーチミンにあるKy Quang Pagoda (冬のワーキャンはこちら) というお寺の孤児院を選びました。

予定はあまりたてていないのですが、9月に1ヶ月一時帰国することだけは決まっているので東南アジア圏でボランティアを探していたところ、うまく説明できないのですが、説明をよんだとき、この場所の写真を見た時 ”ここに行かなくちゃ” となぜかビビッときたので決めました。こういうとき自分にビビッときたものを直感で選ぶのってわたしにとっては正解です。たとえあまりよくない結果がまっていたとしても、それこそがいまの自分に必要なことだからだとおもうのです。本当に必要なことには自然と導かれていくとおもうのです。

わたしのいた部屋

ここでのボランティアは平たく言えば子どもたちと遊ぶこと、スタッフさんのお手伝いをすることです。

子どもたちの部屋は何個かあって年齢ごとにわかれている他、障害のある子の部屋があります。どの部屋に行ってワークするかは自分次第とのことでしたが、わたしは主に障害のある子たちの部屋にいました。それには理由があります。

1つは障害のない子たちは”1人”でも”友達と”でも楽しく遊んでいる様子が見られるからです。さらにこの障害のない子たちの部屋には、ある子たちの部屋と比べて ”多くのボランティア” が ”継続的” に来ているように見受けられたのも理由の一つです。

だいたいのボランティアの人たちは朝8時半ごろ来て3時半から4時半ごろ帰りますが、ご飯を子どもたちに食べさせる時間の前後のみ障害のある子たちの部屋にくるとか、朝か午後のどっちかだけ来ることが多く、朝も夕方も一貫しているメンバーが少なく感じました。わたしを派遣してくれた団体とは別の団体からもたくさんのボランティアが来ていました。その方たちはどのような仕組みになっているのかはわからないのですが、もしわたしと同じようにどこにでもすきなところに行けるとしたらそれはつまり…(?)

ワークの内容

なにをしたらいいかをすべて教えてもらえるとも思っていませんでしたが、行ってみたら想像以上にわかりませんでした。なにをやればいいか、というよりも障害のある子たちそれぞれに対してなにをしてはいけないのかが重要だと思うのですがそれがわからない…。スタッフの方の動きに注目したり、ときには注意されたりしながら乗り越えましたが最初は恐る恐るでした。

ボランティア、子ども、障害に関心があるからこのワークを選んだわけですが、わたしはその道の勉強を専門的にしているわけでもなく知識がありませんでした。こんなことを書くのはとっても恥ずかしいのですが正確に書こうと思います。期間中何度勉強しておけば、せめて本をよんでおけばよかったと後悔したことか…

後悔してももう遅いので、なにはともあれ今のわたしにできることを探すのみ、考えるのみ。

専門的な知識のないわたしにできることは子どもが望む遊びをすること、ご飯を食べさせるお手伝い、歩く時の補助など…。最初は遊んでる時間がほとんどだったのですが、その時間もよくみてみると自分にもできそうなことが転がっていました。例えば、ご飯の後の食器洗いの準備(途中まで洗うけどスタッフのひとが来たらおわる)、おむつ替え、お着替え手伝い、お昼寝の準備後片付け…。これらは最初の方わたしがやっていいものなのか?という謎の遠慮でしていなかったのですが、4日目くらいにやっぱりやるべきだと思ってはじめました。やろうとしなければ指示もアドバイスももらえなかったけれど、自分から動いた時から教えてもらえるようになった気がします。

ただ、なんでしてはいけないと言われたのかわからないことも多々ありました。たとえばAnnちゃんは本を読むのが好きで(実際には読めない、逆さまに持ってる、めくるのがすき)棚から出してと頼まれるのでたまに出して渡していましたがそれを怒られて没収される時とされない時があるのです。その理由がわたしにはまったくわからず、すこし英語が話せるボランティアの人に聞いてみたけどわかりませんでした。こんな感じでその時々によって違うので困惑することも多かったです。

でも子ども達の笑顔をみればそんなのチャラ!自分も笑顔になるしか選択肢がありませんでした。だってかわいくてかわいくて!!

3つのエピソード

1ヶ月いたのでいろんなことが起こったのですが、その中でも特にインパクトのあったことをここに残したいと思います

壁に絵を貼ってくれたこと

たくさんの色鉛筆と白い紙があるのでときどきお絵描きをします。小さい子たちは自分で描きたがるのですが、Carotという女の子(高校生くらい)がある日わたしに絵を描いて欲しいと言ってきたので描きました!大きなお家を描いて、Carotのよく一緒にいるお友だちたちの似顔絵を描いて、わたしともう1人の日本人ボランティアの子の似顔絵も描きました。

この絵を描いたとき、このもう1人の日本人ボランティアの子はすでにボランティア期間の2週間を終えて帰国済みでした。なんで突然来なくなったのか知らなかったようで、なぜ来ないのかと聞いてきたとき胸がぎゅんと締め付けられるような感じがしました。せっかく仲良くなってもベトナム語を話せないボランティアとは言語で意思疎通することはできません。仲良くなることも心を通わすこともできるけれど言葉で話し合えないということは、そういう細かい理由とかがわからないままということ。仲良くなったボランティアが来なくなるたびになんで来ないの?というきもちを抱くことを考えるととても切ないですよね…。そんな中、もう来ていない人を絵の中に残して欲しいなんて愛おしいし切なすぎて…。

しかもこのわたしが描いた絵を壁に貼ってくれたんです!!ぱぱーっと描いたのでかなりヘタになってしまったのでちょっと恥ずかしいけれど(いつもならもう少し上手に描けるよアピール)嬉しくてうれしくて、忘れられないことのひとつです。(写真を載せたかったのですが撮ったはずのデータが消えていました…)

お風呂まで残るようにしたこと

1ヶ月ボランティアで折り返しの3週目中盤あたりから(もうすこし遅かったかもしれない)今までよりも帰る時間を遅くするようになりました。というのもボランティアハウスで伝えられたワーク時間は8:30-16:30ごろ(だいたい夕飯後)までと言われていて、ほぼすべてのボランティアがこの時間またはすこしはやく帰っていたのでわたしもそれに倣って夕飯の時間が終わると帰っていました。ただその時間はまだ1日のすべての工程が終わった後ではなさそうで、ずっとなにか心に引っかかっていました。もっと早く行動に移せばよかったのですが、他に日本人のボランティアがいなくなったタイミングでようやくわたしは動きました。ボランティアが帰る時間になっても残ってみることにしたのです。その結果ボランティアが帰ったあとお風呂に入る子はお風呂に入れ、それ以外の子全員の着替えとオムツ替えが行われていることをしりました。少ない人数でこれをするのはかなり大変で、なぜ他のボランティアもこの時間まで残ってもらうようにしないのか…。わたしはお風呂上がりの子をふいて服を着せて寝る部屋に連れて行くことを主にしていました。こうしてから子ども達との距離はかなり縮まり、スタッフさんから毎日何かしらもらうようになりました笑 お菓子いっぱいもらったり、差し入れをわたしも一緒に頂いたり、かわいい髪留めまで…。もちろんそれが目的で最後まで残ってたわけではないですよ! 自分がほーんのすこーし行動を変えると周りの環境はこんなにおおきく変わるんだと大きな学びになりました。

大泣きした理由がジョークだったこと

これはちょっとマイナスな話。

ある日ある子が大泣き号泣していました。この子は中学生くらいです。ときどき静かに泣いたりちょっと怒ったりはしていましたが、聞いたことのないくらいの大荒れであきらかに普段とは違うかんじでした。それなのにちょっとおかしいのが、この子のまえに何人かスタッフ含む大人がいてその人たちはかなり楽しそうだったんです。それでわたしおかしいなとおもって、ベトナム人のボランティアのひとに何が起こってるのか質問したんですけど、その答えが衝撃だったんです。どんな回答だとおもいますか?

正解はジョークです。そのジョークの内容が…

「君は今日違う施設に移るんだよ」というものだったようです。

わたしはベトナム語がまったくできないし、英語もそこまで話せません。そしてこのことを教えてくれたベトナム人ボランティアの人も英語はあんまり話せないので正確ではないかもしれないのですが、そうだとしても楽しそうにケラケラ笑う大人と号泣の子という対比はかなり胸に刺さりました。解決策もなければすでに過ぎ去ったこと、かつ普段みんな本当になんというか家族、という感じなのでこれはただの忘備録です。心通わせるのにことばは必要ないけど、やっぱりその土地の言語知っておきたいと思わされます。

他にもたっくさんエピソードはありますが(お菓子をおすそ分けしてくれるのが可愛すぎるとか、最後の日にたくさん名前を呼んでくれたとか、わたしにたくさんなでなでしてくれる子の話とか)きりがないので3つチョイスしましたがどうでしょうか??

子どもたちの現状とまとめ

比較的自分で動ける子たちは毎日お風呂、そしてこのときは歯磨き。つまりお風呂に入れる子は毎日いっかい歯磨き、そうでない子は何日かに一回の歯磨きとお風呂

たくさんの支援者がおかしを大量にプレゼント。食べれる子はもらえる。奥にある鍵のかかってる精神障害の子たち(子というよりほぼおとな)はもらえない。

お昼寝の時は固定されてる子もいる
夜寝るときは紐で繋がれてる子がいる
繋がれてない子もいる
精神障害の子たちの部屋は繋がれてないけど一日中部屋から出れない子もいる

スタッフによる虐待はない

ご飯を楽しませる感じではない、泣いて嫌がっても上を向かせてたべさせる。口っていう穴にごはんっていう詰め物をするみたいだなっておもった
ご飯の内容はお米にスープとおかずを混ぜておじや。子どもによってスープの量かえたりミキサーにかけたりしてある。

基本はオムツ。履いてない子はほんの一部

着替えは汚れたときと寝る前

泣いて嫌がっても歩く練習をしなきゃいけない子がいる

椅子に座ってるときは基本固定

スタッフは基本毎日おなじ人が来ている(余裕はなさそう)
ボランティアは日によってものすごく人数に差がある

毎日たくさんの支援者が来る
そしてたっくさん支援物が来る
見学に来る方たちでインスタライブをしている人の多さが印象的だった
障害のある子たちの部屋の滞在時間は短め

突然箇条書きでまとめてみました。
ところでここにいる子たちはかわいそうでしょうか?これを読んであなたはどうおもいますか?

もちろん改善したほうがいいところはたくさんあって、わたしもえー…と驚いたこともあります。でもスタッフの人数、長期ボランティアの数、お金のことなど考えたら考えうる限り最善は尽くされているのでは…?とも思います。短期ボランティアでは次のボランティアにつなげることが大事だとわかっているけど、今回わたしはそこまで行きつけず終わってしまい後悔が残っています。

そしてだからこそ”わたし”がボランティアをする意味があるのかなと悩んでいます。

ことばにすると何かおかしくて誤解を生んでしまいそうですが…。最初はわたしにこころ開いていなかった子と4週間かけて仲良くなり、突然わたしは来なくなる、それは子どもたちを傷つけないのかな、わたしが来ようと来まいとたくさんのボランティアがきてそして去っていくこの場所で長くここで生活してる子たちはなれてるかな?でも来て間もない子たちは?保護者とのわかれ、そして施設でもたくさんのわかれがある。そういう意味でもボランティアするならもっと長いスパンでやるべきなのではという思いが生まれました。

うまく言語化できないはじめてのきもちをたくさんここで知りました。モヤモヤしても解決するのはむずかしそうなことばかり、でも今年はじめてのボランティアでこれから何個か参加するにあたって、やっぱり今この感情を知れて、こうして考えたり想いを馳せたりする時間を持てたことが幸運だなとおもいます。ありがとうky quang pagoda

楽しかったこともモヤモヤしたこともたくさんあるけれど、とにかくこの子たちのことがだいすき、あいしてます。今すぐ会いに行きたいくらい。旅の最後にベトナム縦断してまた会いにいこうと思っています。


(ちょっとボケているものは全部カメラを貸していた男の子が撮っていてくれていた写真たち。遠くからわたしのこと追って写真に収めてくれたのが胸キュンです)

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sea
小学生の頃読んだ本に影響されてボランティアなどの活動に興味を持つようになりました。現在大学三年生を休学しNICEという団体で1年間ボランティアや旅をするプログラムに参加しています!
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